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カレーは鳥取の親友です!

 みなさんカレー食べていますよね! いきなり答えのような言い方ですけどこれには明確な証拠があります。総務省家計調査のカレールウの科目で鳥取市はその消費量&購入額で全国1位なのです。そう、日本一のカレー好きなのは私たち鳥取人のなのです。

 ところがその真相はまだ明かされていません。一説には「女性就業率が高い」と言われていますが、鳥取県のそれは全国5位で、またカレールウの購入額の4位は就業率では下位の神奈川県です。私も働いていて確かにカレーは重宝するけれども“手間をはぶく”ためにカレーを作るということはありません。具をたっぷり入れた(これ重要!)栄養満点で愛情たっぷりの手作りカレーは、ひと晩おけば“絶品”に変身します。家族で食べるカレーは美味しいし、絆も深まります。これぞ「華麗なる逸品」です。作り置きもできますしね。

 カレーは大衆が育てた“国民食”であり日本の食文化だと思います。だとすればそのルウの消費&購入で1位の鳥取は日本の象徴(大衆食分野で)なのかもしれません。

 私たち鳥取カレー倶楽部は05年6月に発足した「カレーによる鳥取市のまちづくり」を目指す市民グループです。この連載を通じて鳥取の魅力をカレーの視点から見つけてみたいと思います。3回ごとにテーマを設け、うち1回はカレー倶楽部加盟店も紹介していきます。今後ともよろしくお願いします。まずは毎月0(レー)のつく日はカレーを食べましょう!
(会長・池本百代)


そもそも私たちが「鳥取カレー倶楽部」を発足したのは2003年にさかのぼります。その
7月に旧・鳥取、福部、岩美、国府、気高、鹿野、青谷の7市町村の青年たちが「鳥取グルメG7」なる食による観光フォーラムを開催しました。県東部には松葉がに、白いか、地鶏、梨、柿、とうふちくわ、砂丘らっきょうなど豊富で素晴らしい食材があります。

 それらをうまく活用し、そして表現できるもの、それがカレーだったのです。カレーなら東部の素晴らしい食材をうまく包み込んで“華麗ー(笑)”にしてくれる。

 繰り返しますが、鳥取市民は全国県庁所在地の中で一世帯あたり1年間1891円(総務省家計調査平成15年〜17年平均・全国平均は1549円)と最もカレールウを購入しているカレー喰いなのです。

 現在、鳥取カレー倶楽部には21店の加盟店があります。老舗からイカスミ、パン、うどん、そば、コンド…、それぞれに個性豊かで、食べ歩きには最適なシチュエーションがそろっています。

 昨年11月、当倶楽部では加盟店を食べ歩くスタンプラリーを開催しましたが、なんと全21店を制覇した人が7名(しかも4名は鳥取市以外の方!)を含めたくさんの応募をいただきました。これぞ“国民食”カレーの賜物、そして“個性溢れる”鳥取カレーの面白さだと思っています。

 実は鳥取カレー倶楽部では毎月0(レー)のつく日を「鳥取カレー」の日と定め、鳥取市中心市街地でカレーを振る舞うイベントも実施。地鶏、梨、そして雑煮!と豊富なラインナップでやっていきました。

 鳥取だから楽しめる、そして「美味しい」カレーがある。私たち鳥取カレー倶楽部は楽しく美味しい鳥取ならではの幸を使ったカレーを追求していきたいと思います。
(副会長・太田孝司)

 振る舞いでは毎回約200食(雑煮は600食)を用意。「市民の皆さんに“鳥取はカレーのマチ”ということが浸透してきつつあると思っています」(太田副会長)


今回はおいしい情報をお届けしたいと思います。
 その前に興味深い話があります。カレー好きな鳥取人ですがタウンページでカレー店(項目カレーハウス)を検索すると鳥取市の場合、意外にもわずか5件(4月現在)。

 ただそれは専門店であり実際カレーを食べられる店は、喫茶や食堂、レストラン、パン店も含めると多くあるんです。事実当倶楽部加盟の21店もそうしたスタイルが多く、なんといっても「人気の品」。では当倶楽部オススメの店を3件紹介しましょう。

 まずは鳥取人(僭越ながら50歳以上。失礼)にとってのカレーの代名詞。本通り商店街『ベニ屋』。戦後まもなく出したという伝統の“スパイスの利いた”最初甘くもキリッとくる黒茶色のルウ。ある意味大人のカレー。驚くほど柔らかい「カツカレー」をぜひ。

 智頭街道にある『元気茶屋ラダック』のカレーも深みのある味。洋食の修行をしたマスターが3日間煮込む欧風カレー。卵トロトロの「目ん玉カレー」ならさらにコクが倍増!

 ラストは新興カレー。本通商店街の『U−POT』の「カレーコンド」。コンドとはライスオムレツのことでこちらの人気の品。地野菜を使った自家製ルウを包み込んであるのですが、この取り合わせは絶妙! カレー=ルウとご飯(麺)と安直に考えてしまいがちですが、それを見事に覆しかつ驚かせ、そして納得させてしまう逸品です。

 国民食カレーでまちおこしをしようとする我々の活動には“ピリッ”としたスパイスが求められると思っています。個性豊かなカレーを全国へ発信していくためにもカレーの食べ歩き、いや研鑽(笑)は当倶楽部の基本です。
(事務局長・植田英樹)

(店データ)住所は鳥取市、市外局番は0857)

ベニ屋(末広温泉町751 22−2874 休水曜)

元気茶屋ラダック(川端3−106 26−2004 休日曜)

U−POT(栄町309−1 休第1・3水曜)